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先輩インタビュー
地域支援室
Interview

地域支援室の仕事

院内・院外、多くの人とその人の幸せを考える

担当医師・他の職種との連携業務や、関係者との訪問スケジュールの調整など、業務範囲は多岐にわたる地域支援室の業務。関係各所のコミュニケーションを円滑にするための橋渡し役として、意識していることや、アシスタント看護師から、地域支援室へ希望をした経緯などを語っていただきました。

在宅看護指導士 / 中島 由加
アシスタント
在宅看護指導士 / 中島 由加

大学病院で神経内科に配属後、支援室に異動し、みどり訪問クリニックには2017年に入職。地域支援室の立ち上げに携わる。現在は地域支援室で、多職種との連携に加え、訪問診療開始前の調整などを担当。
アシスタント業務から地域支援室を経験している彼女ならではの視点をお伝えします。

  • なぜ訪問診療の世界へ?
    中島:

    もともと大学病院で看護師をしていました。今は在宅について実習や講義はすごく進んでいると思うのですが、私が看護学生の時代は、介護保険が始まるか始まらないくらいの時期だったので、在宅についてほとんど情報はありませんでした。でも、当時から「在宅」という言葉は勉強の内容にあったので、その時に在宅医療という世界に興味を持ったのが最初のきっかけです。

    在宅という言葉を聞き慣れるようになったのは、ここ最近だもんね。最初から在宅医療の道へ進んだの?

    在宅という言葉を聞き慣れるようになったのは、ここ最近だもんね。
    最初から在宅医療の道へ進んだの?

    中島:

    看護師として、実習をしている中で患者さんのことを全て看られる看護師がいいなと思うようになりました。さまざまな範囲のお世話をできる看護師がいいなと思っていたので。そういう考えのもと、進路は神経内科の病棟を希望してそこに配属になりました。

    へぇ!神経内科!そこで訪問診療と何かつながる働き方を見つけたの?

    へぇ!神経内科!そこで訪問診療と何かつながる働き方を見つけたの?

    中島:

    総合診療科のように神経内科の場合、脳梗塞の方もみえたので看護技術的にも全体に関わる看護を経験できました。その後、看護師としての経験を重ねていくうちに、中間管理職としての役割をを求められるようになってきたのですが、自分がやりたいことがやれなくなってしまう感覚があったんです。
    そのため、病院の支援室への異動を希望しました。今度は、患者さんが病院から退院する際の支援の仕事に関わるようになりました。

    支援室の業務の1つに、訪問診療に移行する先のクリニックへの確認・連絡があるのですが、その中で「先生が今診察中なのでまたかけ直します」とか、「先生に確認してからまた返事をします」など、他の職種との連携やレスポンスが遅いなと感じることもありました。
    だったら、自分が知識を得たので、今度は受け入れる側の仕事がしたいと思うようになりました。
    その時にたまたま病院の研修があり、その中に姜先生の講演が入っていました。当時はみどり訪問クリニックのことは詳しく知らなかったのですが、お話を聞いて、在宅医療っていいなと思ったんです。

    病院の支援室へ移動が、みどり訪問クリニックとの出会いに繋がったのか〜!

    病院の支援室へ異動が、みどり訪問クリニックとの出会いに繋がったのか〜!

  • みどり訪問クリニックの地域支援室の立ち上げ
    みどり訪問クリニックでの当時の地域支援室の体制はどんな感じだったの?

    みどり訪問クリニックでの当時の地域支援室の体制はどんな感じだったの?

    中島:

    私がみどり訪問クリニックに入職した頃は、地域支援室はありませんでした。
    面接の際に「クリニックとしても、地域支援室のような体制をちょうど考えていた」というお話を聞きました。
    みどり訪問クリニックのスタンダードな業務を全く知らない状態でしたので、まずはアシスタント業務に慣れたあと、地域支援室に専念してほしいとおっしゃっていただきました。

    みどり訪問クリニックでの当時の地域支援室の体制はどんな感じだったの?
    最初はアシスタント看護師の業務を覚えたんだね!どのくらいで地域支援室の業務を開始したの?

    最初はアシスタント看護師の業務を覚えたんだね!どのくらいで地域支援室の業務を開始したの?

    中島:

    最初の4〜5ヶ月程度は、アシスタント業務の仕事のみをしていました。その後、アシスタント業務を離れて、地域支援室の活動を開始しました。
    入職してから医師の編成も変わり、それに連動する形でアシスタント編成も変わることもあったので、組織の状態にあわせてアシスタント業務をしながら、地域支援室の業務にも対応していました。

  • 最初に乗り越える苦労・病棟との違い
    中島:

    病棟の支援室で在宅のことを知っていたので知識はゼロではありませんでしたが、みどり訪問クリニック独特のやり方があるので、そのやり方を覚えるのは最初は苦労しました。

    クラウド型電子カルテの入力方法、診療準備の方法など、全体で共有できるようにある程度ルール化されているのですが、経験があった分、そのやり方に自分が合わせていく事が最初のスタートラインであり、おそらく皆さんが乗り越えていく必要がある部分なんじゃないかと思います。

    病棟との業務内容や体制の違いに苦労したんだね。病棟の看護師業務とは全然違ったの?

    病棟との業務内容や体制の違いに苦労したんだね。病棟の看護師業務とは全然違ったの?

    中島:

    病棟の看護業務とは180度違うと思います。
    看護師として患者さんに直接接していきたいという方にとっては、みどり訪問クリニックのアシスタント業務は違うかなと思います。
    在宅のアシスタント業務にも、今までの看護技術や医療処置などの知識は役に立つと思いますが、アシスタント業務は、あくまでも医師のサポートや、在宅医療の報酬改定などの事務作業も多いので、今までやってきた看護業務を活かす範囲は限定的になると思います。

    患者さんと接して看護業務をやりたい!という方は、ここでその希望は叶えてあげられないかなと思います。
    患者さんに接することが好きな方は、訪問看護の方が向いていると思います。

    看護師として何をやりたいか?は重要だね。どんな人が向いていると思う?

    看護師として何をやりたいか?は重要だね。どんな人が向いていると思う?

    中島:

    周りに気遣いができる人かなと思います。
    診療については、医師がメインなので、医師の動きをよく見て先回りをして動いたり、患者さん、ご家族も見ながら、周りに気遣いができる視点が必要になりますね。つまり、全体を見渡しながら、チームで支えていくという意識ですね。

  • 地域支援室の役割・向いている人
    アシスタント看護師と地域支援室としての看護師のポジションは違うものなの?

    アシスタント看護師と地域支援室としての看護師のポジションは違うものなの?

    中島:

    地域支援室は新規の患者さんの受け入れの窓口や調整業務が主な仕事です。
    基本的な相手はケアマネジャーさんになるので、院内のアシスタント業務と求められることは少し違いますね。
    疾病の相談の場合はケアマネジャーさん、訪問看護師さんと調整をすることが多いです。
    時には家族の方からご依頼がありますので、対応する相手は多岐に渡ります。

    相手が院外になるんだね!どんな人が向いているのかな?

    相手が院外になるんだね!どんな人が向いているのかな?

    中島:

    ケアマネさんや訪問看護師さんと「対等に話ができる方」ですね。
    さまざまな職種の方がいるので、例えば、主張が強い方がいても、こちらが落ち着いて話を聞いて、情報収集をする必要があります。
    退院前カンファレンスやご自宅で顔合わせをしている方であれば話しやすいと思うのですが、電話が最初であることが多いので、そこでの受け答えが大事になると思います。
    やはり、クリニックの第一印象になるので、相手の立場を尊重しながら対等にお話ができると良いと思います。
    それから「スケジュール管理ができる人」ですね。ポイントは重要性と緊急性を意識できることです。

    聞き上手な人が向いているのかな?

    聞き上手な人が向いているのかな?

    中島:

    そうですね。相手のお話や要望を聞くことは大事だと思います。
    病棟の先輩から学んだことが今に活きているのですが、例えば相手が怒って電話してきた時に、相手に言い返すのではなく、相手の言葉を受け入れたり、復唱してお話を聞いているうちに、相手が「なぜ自分はこんなに怒っているんだろう」と冷静になってくれたり、理解してくれたりします。
    その上で、気になったことをお聞きしたりすると、うまくコミュニケーションがとれたりします。

  • 地域支援室の1日・やりがい
    • 新規受入れ・調整業務
      患者さん用の依頼シートがあるので、それを記入いただいたあと、FAXを受信したらまず電話で記入内容に基づき確認をします。
      • 例)在宅医療の希望が急ぎなのか、ゆっくりなのか。
        記入事項の不明点や不足部分を電話で補います。事前情報が少ないと医師やチームに情報共有ができないので、重要ですね。急ぎの場合は、具体的な日程調整をします。
      • 例)ご自宅にすでにいらっしゃる方で在宅医療をご希望される場合
        私が一人でご自宅へ伺い、情報を収集していくことも多いです。そこで説明をして、不明点がなければ同意を得て契約書の手続き等をします。
    • 退院前カンファレンスに同席
      病院に入院している方であれば、退院カンファレンスに参加し、各職種の方が集まって、カンファレンスをします。その日程調整などもしています。
    関わる人がたくさんいるんだね!どんなやりがいがあるの?

    関わる人がたくさんいるんだね!どんなやりがいがあるの?

    中島:

    例えば、突然、みどり訪問クリニックに来られる方や、「今日お願いしたい」とイレギュラーなご相談をいただくこともあります。そういう難しいな…と思うようなことでも、まずは断らないというのが、みどり訪問クリニックのスタンスなので、自分でなんとか調整して、訪問ができた時に、ご家族から「すぐ来てもらって、本当にありがとうございます」と言われるのは嬉しいですね。

    ご契約時に、みどり訪問クリニックのことを知らない方に説明をしていると「すごくよくわかった」「みどり訪問クリニックさんなら安心できる」「これまで不安で眠れなかったけど、これで眠れるわ」とご家族の方が安心するお顔を見ることができると、私もよかったと思います。

    この仕事をしていると、お亡くなりになった方のご家族と数年後に地域の活動を通して、お会いすることがあります。その時に「みどり訪問クリニックが良いよ」とおっしゃってくださる方がいたり、実際にご紹介いただいて訪問診療がスタートすることもあるので、すごくありがたいですね。

MESSAGEメッセージ

この仕事の主役は患者さんやご家族です。その方々の幸せのために、同じ方向を向いて一緒にサポートできる関係を築きたいと考えています。ケアマネジャーさん、訪問看護師さん、医師、内勤スタッフなど、さまざまな職種が連携する仕事だからこそ、「地域支援室の仕事がしたい」というよりも、「みんなで協力して進めていきたい」と思える方と歩めるといいですね。
アシスタントや地域支援室の役割は、患者さん、ご家族、そして医師を支える「黒子役」です。私たちは、患者さんやご家族としっかりコミュニケーションをとり、事前情報を整え、信頼関係を構築します。そうすることによって、医師へスムーズに情報を引き渡し、良い在宅医療につなげることができます。この「黒子役」は目立たない仕事かもしれませんが、大きなやりがいが詰まっています。ご興味をお持ちの方は、ぜひご応募ください。

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