勤務医インタビュー Team

星加先生

総合病院で麻酔科を経験後、
出産をきっかけに働き方を見直すことに。
自分の将来のキャリアと子育てとの
両立を考え在宅の世界へ。
前職で育休取得後、今までの経験を活かし、将来設計も立てながら、
子育てと医師の仕事を両立ができる職場を探し入職。
穏やかな雰囲気の中にもしっかりとした信念を持つH先生にインタビューを実施した。
  • なぜ、みどり訪問クリニックで働こうと思ったのでしょうか?
    大きな決め手を教えてください

    私がここで働こうと決めた理由は3つあります。
    1.在宅医療の専門医が取得できること。
    2.自宅から30分以内で通勤できること。
    3.子育てと仕事の両立ができること。

    この3点を条件に人材紹介会社を通じて転職先を探していました。
    特に、子育てとの両立は重要で、睡眠時間を考慮すると18時までの勤務は難しいと判断しました。なかなか17時までの勤務という働き方ができる医療機関はなかったのですが、ここはそういった働き方を受け入れてくださいました。また面接時に姜院長や事務長の堀田さんが子育てとの両立について理解を示してくれたことも安心しました。

    出産や子育てを機に転職を考える女医さんは沢山いると思います。一度、家庭に入った方の不安点として、「現役時代のように復帰できるのか?」「子ども相手の時間が増えることで、反射神経が鈍っていないか心配…」といった声もあります。その点に関して、ここは復帰しやすいように、面接時から丁寧に大切にしている考え方や勉強の大切さを教えてくださいました。また、子育てと仕事の両立するために、診療の合間に勉強をすることを奨励してくれているので、子育てと仕事を両立したい方も復帰しやすいと思います。

  • 子育てと医師のキャリアについて

  • 子育てと仕事の両立をしながら勉強をする時間は確保できていますか?

    正直なところ、自宅ではほぼ勉強時間は確保できていません。
    しかし、ここは比較的ゆとりのある診療スケジュールなので、その合間を見て勉強するようにしています。たとえば患者さんの疾患の傾向を事前に把握し、その疾患については、合間の時間に調べておき、わからないことがあれば先輩に確認しておく。そうすることでスムーズな診療ができます。自宅に帰れば母親業が待っているので、合間の時間を有効活用することで勉強の時間も確保ができています。また在宅医療の世界は座学や技術だけでなく、社会人としてのマナーや接遇も必要ですし、社会保険制度については、日々変化するので、常に学ぶことが重要だと感じています。ケアマネさんとの連携についても、これから勉強していきたいと考えています。

  • 子育てと仕事との両立で困ったことはありませんでしたか?

    先日、子どもが病気で約2週間、お休みをいただいたのですが、その際も快く受け入れてくださり、周りの方に優しい言葉を掛けて頂きました。「子どもが熱を出して休みたい」と申し出た時に、嫌な顔をされると申し訳なくなると同時に、働きづらくなりますね。その点について、ここは大きく違いました。ここは、総合病院と比べると人数は少ないのですが、それでも快く子育ての中で起こるイレギュラーなことを受け入れて下さるので精神的に非常に助かっています。緊急時にも対応できるように、余裕をもった診療体制を作って下さっているおかげだと思います。

  • 緊急的な休みの時の医師同士の連携はどうしているのでしょうか?

    全員が同時発信でアイデアを出しあったり、スケジュールの調整をしています。アシスタントさんも主体的に問題解決に向けて動いてくれます。スタッフ自身や家族の急病などで急に休むこともあるのですが、そういった事態に備えて準備をしています。

  • 子育てと医師のキャリアについて、どのようにお考えですか?

    子どもが○歳になったら○○をしよう!という具体的なことは現段階では決めてはいません。それよりも、流動的に動けるように仕事をし、医師としての自分の引き出しを増やしていくようにしています。たとえば、いずれ子供が成長したときには当直復帰も視野に入れるかもしれません。

麻酔科から在宅医療の世界へ

  • 麻酔医から在宅医療の世界へ行くことについて
    何か大きなきっかけがあったのでしょうか?

    もともと父が在宅医療を受けていたこともあって、在宅医として勤務するなら今しかないと思い転職を決意しました。また将来は、私の兄が内科としてクリニックを開業する予定なのですが、その時に手伝いができればいいなと思っています。その話を面接時にお伝えした時に、将来のことも応援してくださるという点もここで働こうと決めた要因の一つです。
    将来のプランとしては、兄が外来を担当し、私が在宅医療に従事する体制です。総合的に医療を提供できるようにしたいと考えています。

  • 麻酔科と在宅医療の世界について、ギャップは感じませんでしたか?

    ここは分からないことはすぐに聞けるのでギャップを後に引きずることがありませんでした。職種を問わず親切に教えてくれるので話しやすい職場だと思います。同じ質問をしても嫌な顔をせずに丁寧に教えてくださる方がいるので、不明点が解決するのも早いです。
    ホームページで事前に見ていた印象と、実際に働いてみての印象も同じでした。転職活動中は3件、見学させて頂いたのですが、在宅医療の専門医が取得できるのは、ここを含めて2件でした。その中で、今後の自分の働き方をイメージできたこと、実現したい未来につながると思えたのが、みどり訪問クリニックでした。

  • 麻酔科での経験は在宅医療の現場で活かせていますか?

    循環器と呼吸器の実務経験が活きています。在宅医療を受ける患者さんでも、呼吸器をつけた状態で戻られる方が一定数いらっしゃいます。また、私は以前ペインも担当していたので、痛みのことが分かるのも強みになっていると思います。
    今は内科の知識が少ないかもしれませんが、今までの自分の経験が活きていると感じています。
    ここでは、新しい分野が日々学べることが自分への刺激になっています。もし、麻酔医のまま勤務をしていたら広がらなかった世界が、今はさらに広がっていると感じています。

女性が働きやすい職場であるか

  • 在宅医療の世界は女性の医師が少ないですが、女医は働きやすい環境ですか?

    面接時、姜先生に「H先生のような女医さんがもっと活躍できる環境を作っていきたい」とおっしゃっていただきました。その時に「院長先生が子育てに理解がある職場でよかった」と思えたことが大きかったと思います。医師チームは在籍する女医が少ないですが、アシスタントさんや総務の方で子育て中の方もいるので、話しやすい雰囲気だと思います。
    子育てとの両立にも関係しますが、現在は9時から17時勤務で当直はなく、土日休みの働き方ですし、子どもが小さいうちは土日休みが嬉しいですね。体力的・精神的にも問題無く過ごせています。欲を言えばこれから、もっと女医さんが増えていったら嬉しいです。例えば、女医とアシスタントさんも交えて、女性視点で、クリニック全体の底上げになるような意見交換や患者さんのことも話し合うことができると思います。

  • 働きはじめて最初の課題は何でしたか?

    麻酔科勤務だったため内科的知識が薄いことが課題でしたが、勉強時間が確保されていたり、周りに聞くことができるので壁に当たっても解決しやすい環境でした。
    もしかすると、私の経験が麻酔科とICUという分野だったというのも関係しているのかもしれません。麻酔やICU業務は、他科やナースと常に連携を取る必要がありました。在宅では多職種と連携することを難しいと感じる医師もいるようですが、そのせいかそこは特に苦労を感じませんでした。誰かが執刀して連携をとっていく。そんな体制でしたので、チームワークを重視する「みどり訪問クリニック」には自然と馴染むことができたように思います。

  • これからの理想の働き方を教えてください。

    患者さんそれぞれに、これまで歩んできた人生があったと思います。「その人がその人らしく生きていく」その手助けをできればと考えています。それを提案していきたいですね。
    また、子育ても仕事も手を抜きたくないと思っています。
    夢が叶うとしたら、職場に病児保育があると嬉しいです。今まで病児保育に子どもを預けたことはないのですが、出勤前に病院に行って受診をして預けるよりも、ここで一緒に診る体制があればいいなとは思っています。そうすれば、働くお母さんの負担は少しでも減るのではないかと思っています。

未来の仲間へのメッセージ

  • 在宅医療のドクターに向いている人はどんな人ですか?

    以前、ICUで勤務していた時には、患者さんの生活の部分までを具体的に想像することができませんでした。でも、今ではそれが分かります。こういった制度に支えられているのだというのを見ることができるのは面白いです。覚えることが多くても、それを楽しめる人は向いていると思います。
    あとは、コミュニケーションが取れない人は難しいと思います。色々な職種のスタッフが関わっているので、その人の意見に耳を傾けることの出来ることが必要だと思います。医療の世界は、医師がトップという風潮がありますが、実際には医師が知らないことはたくさんあります。そこを指摘された時に、一旦受け止めてしっかりとしたレスポンスができる人が向いていると思います。

みどり訪問クリニック メンバー紹介

実は数年前、この名古屋市緑区の地域では、在宅医療を受けられる環境がまだ充分ではありませんでした。
「生まれ故郷に恩返しをしたい。この緑区で、1から在宅医療の基盤を作りたい」
そう思い一念発起して、2012年4月にみどり訪問クリニックを開業するに至ります。

開院当初は在宅専門のクリニックはまだまだ少なく、看板もない石膏ボードで作ったお手製事務所からのスタートでした。
そしてたくさんの仲間に支えられ現在に至ります。あなたも仲間の一員になりませんか?
それでは、あなたとこれから一緒に働く個性豊かな仲間はオフィシャルサイトでご紹介いたします!